もしも!? 禁煙するなら・・・
任天堂DS用ソフト。
タカラトミーの“もしも!?”シリーズということなのだそうですが、2008年からまだ2本しか出ていないので、「シリーズ」といえるか微妙。
対応機種: ニンテンドー DS
メーカー: タカラトミー
ジャンル: 体感シミュレーション
価格: 5,040円(税込)
発売日: 2008年11月27日(発売中)
東京女子医大病院の阿部眞弓氏が監修(登場)ということで、禁煙外来のシミュレーションといった感じのゲームです。
・・・ゲームじゃないんですけどね。
禁煙を始める(始めた)人のためのツールとなるように作られたソフトです。
5000円もするんで、それなら本当に禁煙外来に行った方がいいんじゃないか、、、
と最初は思ったんですけど、一応、どんなものか興味があったのでやってみました。
■禁煙しようと思っていない状態からスタート
禁煙しようとする気持ちを高めるのが狙いなのでしょうけど、このソフトを手に取った時点ですでにけっこう禁煙する意思はあるんじゃないかなー、と思ってみたり。
私みたいに面白半分でやってみる人もいるでしょうから、これはこれで良いのでしょうね。(でもそれならばそういうところにこそもっと工夫して欲しい・・・)
■禁煙外来のプログラム
最初にニコチン依存に関する問診を記入します。いつものアレです。
1年前の自分のつもりで回答します・・・ニコチン依存度は「高い」といわれました。
離脱症状がつらいかもみたいなことを言われます。
依存度が高いから何なのかと言うと、そういうことはここではスルーみたいです。
■町の(禁煙)仲間と会話
サポートパートナーと言うのを一人選んで、禁煙してよかった!とかそういう会話をします。
パートナーはろうにゃくにゃんの揃っていますが、萌えません。
■町の(禁煙)仲間に付きまとう「吸いたいおばけ」を退治します
画面をタッチして消してやります。
ここは唯一「ゲームっぽい」ところで、消した数で、「表情」ゲットです。町の仲間が目をつぶったり笑ったり、「表情の絵」が増えるだけですが。だから別にどうと言うことはないフィーチャーなんですが、お化けが消えるところが、ちょっとイメージトレーニングっぽい、なんというか、小気味よさみたいなものがあります。
■図書館ではタバコや喫煙の外などに関するデータが見れます。
これはひどい。ほとんどテキストです。ありえない。
これはなんていうか、ノートパッドよりひどい。
■吸いたくなったら(吸ってしまったら)DSを開いて懺悔?します。
これはなかなかアイデア(?)機能なんですが、DSにこのソフトだけずっと挿しっぱなしにすることはありえないので、実際に吸いたくなったら(吸ってしまったら)、他のソフトを抜いて、このソフトを挿して起動する手間があります。
禁煙専用のDSがあれば問題はないと思います。そんな人いませんが。
~ 感想 ~
団塊の世代でもやらないような、見事なクソゲーに仕上がっています。
よくできたFlashみたいな作りで、5000円はちょっとひどい。
100歩ゆずって、
プログラムコードとしてこれはどうか
と思う仕上がり。
ドラクエと抱き合わせでもちょっとひく、そんなレベル。
タカラは「トランスフォーマー コンボイの謎」などの数々のクソゲーを量産してきたボッタクリ企業ですが、平成に入ってもなかなかやり手です。
タカラトミーは2008年のクソゲーオブザイヤーや、2009年も人生ゲームが堂々ノミネートされるなど、平成の今も目が離せません。
タカラって企業風土がゲーム作りに向いてないんだよ、きっと。
~ 終了 ~